第26回障害者による書道・写真全国コンテスト 審査結果発表
写真部門 銀賞
 
美女と野獣

長澤 剛(北海道)


【寸評】
美術館かなにかの建物の中で写されたのでしょう。ガラスの彫刻の微妙なトーンがよく出ていますし、切り取り方も的確で綺麗な作品になっています。
 
ひまわり

竹川 隆(長野県)


【寸評】
花が終わったあとの、これは実になる部分ですか。自然のものか、人の手になるものか、どちらにしても「楽しい写真」です。
 
黄金の流れ

岩井 時康(岐阜県)


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奈良県の笹々の滝の美しい渓流を撮影中、突然黄金の美しい流れに出会いましたので、夢中にシャッターを押した。美しい渓流です。

【寸評】
夕日の直射ではなく、黄金色に輝く夕空が渓流に映えたのではないかと推察します。夕日を浴びて金色に輝く若葉も映りこんでこの微妙な光景を作ったのでしょう。7月の夕暮れですね。
 
マシンと奏でるコンチェルト

河盛 進一(三重県)


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スピード感のある写真が撮りたくて、最初は国道を行き交う車や電車を撮っていましたが、周囲の人の目が気になるので、地元のレース場まで行きました。

【寸評】
絞り込んでマシンをかっちり捕らえやや遅めのシャッタースピードでバックも道路も綺麗に流して、見事な腕前です。サーキットに出かける情熱に拍手。
 
清涼の滝

田中 得太郎(兵庫県)


【寸評】
新緑が一番美しい季節。柔らかな光の中で流れ落ちる滝の連なり。2秒の露光で滑らかな清流をみごとに絵にされました。愛情がこもっています。
 
風に舞う

阪本 勇(和歌山県)


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蝶々のように海面を風に乗って走る姿が蝶が舞っているようで、気持ちよさそうに走る姿に私も見ているだけで楽しく感じた一日でした。

【寸評】
漣の海、逆光で一面の光の粒、二人のウィンドサーファーがシンメトリーに並び、帆柱、帆のデザインとともに洒落たシルエットを作り、とても爽やかな写真になっています。いいチャンスを捉えましたね。
 
光の彼方

坂井 勉(和歌山県)


【寸評】
燃え滾りながら海の彼方に沈む太陽は私の心をいつも無限の彼方に誘います。漁船と澪の揺らめきも大好きな景色です。
 
ウミネコ

合場 正憲(岡山県)


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家族と観光で伊根の舟屋に行き、水上タクシーで湾内を一周したとき、多数のウミネコに迎えられ、記録写真として撮った中の一枚を大きくしてみると、主役が障害をもつウミネコであった。ちょっとした工夫で健全なウミネコと行動ができること、私と重なり感動した。

【寸評】
渡し舟に乗ると「わっ」とばかりにウミネコが後を追ってきます。港の家々、後ろの森のたたずまいを含めて素敵です。特に逆光で羽の白い輝きを狙ったところ。
 
二〇〇〇年前の花

中島 規雄(千葉市)


【寸評】
古代の蓮の実を発見、生き返らせたという貴重な花と聞いています。朝の靄の中の静かな時に、この花にふさわしいしっとりとした絵作りをされて、敬服します。
 
結氷の嶋漂三峰

徳安 利之(広島市)


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韓国の桂林といわれる山水画の世界のような観光地。普段は深々とした湖なのですが、寒波のせいで一面が氷結していました。二度とないチャンスでした。

【寸評】
本当に山水画風の素敵なところですね。いっそ手前の船着場を入れずに岩と氷と人々と山の風景にしたらもっと風情がでたかもしれません。