山 中嶋 夢羽(岩手県) |
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■ 作品PR ■ 筆を持って墨をつけじっと見つめながら線を引くことができます。手の動きで多様な線を出すことができ楽しみながら書いています。 ■ 寸評 ■ どっしりとした重量感ある文字です。峰や谷が見え自然の恵味溢れる山を想わせます。微妙な遅速の変化が陰影を形作り味わい深くなりました。 |
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生 酒出 彩花(岩手県) |
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■ 作品PR ■ 小1から高3まで盲学校に在学し、今年度卒業することになりました。卒業後もがんばって生きていきたいという思いで「生」を書きました。 ■ 寸評 ■ 充実した縦の線とそれを活かす豊かな表情を見せる横画との構成で、生き生きとした情感に満ちています。感覚の優れたところを見せた見事な作品です。 |
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森 日下 博和(福島県) |
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■ 作品PR ■ ■ 寸評 ■ 書で一番大切な感動を和文で表現しています。自分の感動を「森」に籠めて表情を出し、添え書きとの対比により美しい白さが魅力的に仕上げています。 |
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千変万化 渡邊 貴恵子(福島県) |
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■ 作品PR ■ ■ 寸評 ■ 落ち着いた丁寧な書き方で一本一本の線が力強く書けてます。起筆の鋭い打ち込みが凛とした張りのある作品となって見ごたえのある作品となりました。 |
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洗心 鮫島 知子(群馬県) |
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■ 作品PR ■ 姉弟で「もくせい」に通っています。同じ題「洗心」と書きました。清々しい気持ちで書きました。 ■ 寸評 ■ 何の迷いも無く心のおもむくままに運んだ筆の軌跡は、屈託のない伸びやかな線になりました。素直な心の動きがよく表現されて雅味のある作品です。 |
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明るい声 飯島 勉(群馬県) |
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■ 作品PR ■ 現在母と2人暮らしですが、毎日、家でも仕事場でも明るい声を出して頑張ろうと思います。 ■ 寸評 ■ 漢字の直線と平仮名の曲線を丁寧な筆使いでよく合致させています。特に筆先の回転を要する平仮名は穂先の弾力を活かして見事なものがあります。 |
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窓下有清風 和田 節子(埼玉県) |
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■ 作品PR ■ ■ 寸評 ■ 草書の意先筆後の呼吸を実に見事に掌中のものとして表現しています。しかも情に流れず意を大切にしっかりと書いて剛毅な作となりました。 |
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好雨知時節 小塚 友子(埼玉県) |
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■ 作品PR ■ ■ 寸評 ■ 筆先の回転を多用せず直線的に表現することにより澄んだ線が生まれています。草書は意志の強固さが肝要ですが、この作品良く極意を捉えています。 |
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鱗潛羽翔 工藤 靖(千葉県) |
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■ 作品PR ■ 90歳を過ぎた母を見舞い、青森の故郷に今年の夏も行ってきました。体調を崩しましたが、書は心、前向きに生きる思いで書き続けています。 ■ 寸評 ■ 千字文の一節を丁寧にしっかりした筆法で書き上げています。見えない空間での呼吸が見事で脈絡の繋がりを見せて生き生きとした作品となりました。 |
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磻溪伊尹 村上 裕章(千葉県) |
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■ 作品PR ■ 金曜日の書道の時間を楽しみにしています。 ■ 寸評 ■ 鋭利な刃を想わせるスピード豊かな筆法で緊張感に満ちた作品になりました。大きな運腕で書かれ広く大きな空間を表現して見事です。 |
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みち 古木 香里(山梨県) |
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■ 作品PR ■ うまく書けた作品だったので、施設内にはりました。 ■ 寸評 ■ ゆったりと落ち着きを見せる運筆で書線に余裕と豊かな心を感じます。回転する穂先と下に伸びる直線で生き生きとした表現に結びつきました。 |
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飛 桺澤 芳夫(長野県) |
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■ 作品PR ■ すきな字の一つです。左右のバランス、今にも飛びたとうとする立ち姿に書ければと思い書きました。 ■ 寸評 ■ 何とすっきりと伸びやかな書線でしょうか。高く遠くへ抜き去る穂先の清冽さに満ちた飛翔感は一服の清涼剤を想わせて見事な作品となりました。 |
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父母からの贈り物(志) 臼井 志希子(岐阜県) |
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■ 作品PR ■ 志希子 幼い頃は立つ歩くのが困難な子供で、畳の上をはって移動していた。でも、体は不自由でも心はいつも健康で前向き、それは父母から頂いた私の名前(志希子)。この名前の様にこころざし、希望を持って生きてこれました。父母からの最高の贈り物、命と名前です。感謝。 ■ 寸評 ■ 凛とした心が窺える強い意志的な書線が見事です。心が高く豊かであればこそ書けた書線でしょう。「書は心の鏡」を地で行く作品ですね。 |
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さくら 山田 藍(岐阜県) |
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■ 作品PR ■ ■ 寸評 ■ 春の陽気に誘われて咲く満開の桜のように優しく穏やかな風情を漂わせて心温まる作品です。素直な運筆が内容の濃い作に繋がりました。 |
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九九 竹内 大河(岐阜県) |
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■ 作品PR ■ 算数で学習した九九を全部覚え、九九が大好きになりました。書きたい文字が「九九」だったのですが、その気持ちが込められているかのように、とても力強く、しっかり覚えたんだと言わんばかりの作品です。 ■ 寸評 ■ 力強く書けてます。単純な線ほど難しいのですが、筆を上下や遠くへ抜き去るなど大胆に楽しんで書いて、二字の表情を違えて書き上げています。 |
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萬里無片雲 細井 きみ(三重県) |
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■ 作品PR ■ ■ 寸評 ■ 迷いの無い運筆で純度の高い線質が見事です。紙を切ると言う筆の動きが、透明ですっきりとしたこの線を生み出して明るく高尚な作となりました。 |
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前進 木下 達也(徳島県) |
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■ 作品PR ■ 一歩一歩前へ進んで行く。 ■ 寸評 ■ どっしりと揺るぎない線で書かれています。起筆から終筆まで一気呵成に書かれて無駄な動きが廃されて、健康的で充実した線が作品に溢れています。 |
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山水 篠原 律子(徳島県) |
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■ 作品PR ■ ■ 寸評 ■ 一本一本の線に籠められた強い意志が大変感動的です。構図を考え筆を落として線を引く過程の努力と根気が、十二分に窺える力強い作品です。 |
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やります 島添 俊治(福岡県) |
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■ 作品PR ■ 善隣教の合言葉 ■ 寸評 ■ 柔らかな筆使いで線に動きと深さがあります。行書作品を見るような流れと脈絡があり、何とも言えず優しい気持ちを掻き起こす作品です。 |
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敬愛 池上 昇(大分県) |
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■ 作品PR ■ 右足しか自由がきかず、近年その右足も動きづらくなってきている状態ですが、車イスに座って筆を足の指にはさんで書きました。車イスに座って書く為、目の位置が遠いので、全紙1/3の少し大きめの作品になりました。 ■ 寸評 ■ 線の柔らかさと伸びやかさは決して他に負けない作品です。豊かな表情を見せている作で軟毛の特性を十二分に発揮しています。大きな紙がよく活きています。 |
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なす 時任 健二(宮崎県) |
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■ 作品PR ■ 字のバランスに気をつけながら、丁寧に書きました。 ■ 寸評 ■ 新鮮なナスを想わせる瑞々しい線で書き上げて、すっきりとした作品になりました。これは遠くに抜き去る大きな動きによって生まれたものです。 |
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元気 東 千代子(宮崎県) |
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■ 作品PR ■ リウマチで手に痛みがあったり、思うように手が動かない葛藤も活動中ありました。去年思っても見なかった「銅賞」を受賞され、プレッシャーもある中、ご本人なりに楽しみに切り替え、真剣に取りまれていました。メンバーも再度賞を頂いたら、東京に上京する計画をたてなければと盛り上がっていました。 ■ 寸評 ■ 運筆や結構も高度なものを見せています。自信に満ちた小気味良いリズムで書かれて、軽快な行進曲を想わせて何とも楽しい気分にさせられます。 |
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無題 湯村 美香(鹿児島県) |
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■ 作品PR ■ ■ 寸評 ■ 丁寧に書かれた文字群です。よく練習されて自信を持って書いており線に遅滞が見えません。文字の特徴も良く掴んで美しい硬筆作品となりました。 |
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かな部拾遺和歌集 平兼盛 かぞふれば わが身につもる とし月を於くり無可布と なにいそぐらん 阿部 ちい(千葉市) |
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■ 作品PR ■ 意味:数えてみると、我が身に積もっていく年月であるのに、年の瀬を送り新しい春を迎えるのに、どうしてこの様にあわただしくするのであろうか。 ■ 寸評 ■ 良く鍛錬された書き振りで仮名作品の「雅」を表現しています。直筆で書かれた線の伸びと艶やかさが散布の妙と相俟って見事な作となりました。 |
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やきいも 渡辺 彰平(横浜市) |
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■ 作品PR ■ ほくほくのおいもを思いうかべて書きました。 ■ 寸評 ■ おいしい匂いがするようです。大きな丸々とした焼芋を想わせる温かで丸味を帯びた線がすばらしい。楽しい心が伝わってくるような作です。 |
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な 青木 愛佳(横浜市) |
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■ 作品PR ■ 読み書きもまだまだですが、自分の名前は自信を持って書いています。「まなか」の「な」を書きました。「な」の丸の部分がじょうずにできたと思います。 ■ 寸評 ■ 大変上手に書けています。伸びやかな線と大胆な筆使いが魅力的です。心の赴くままに筆を自由に自然に動かして、楽しんで書いている姿が見えます。 |
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星あかり 中村 友(静岡市) |
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■ 作品PR ■ 書写の授業で書きました。四つの字のバランスに注意して書きました。 ■ 寸評 ■ 筆の弾力を活かす筆圧の変化を巧みに利用して書かれた平仮名が見事です。指でなく腕や体で書いていて、線に勢いがあり力強い作品となりました。 |
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欽幽情是日也 坂田 政代(岡山市) |
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■ 作品PR ■ 小学校二年生から12年間、唯一の趣味として書道を習ってきました。毎週木曜日の休みには一日、土曜日の練習日には半日書道に打ち込んでいます。この字は蘭亭叙の中から額田先生に選んで頂いたものです。 ■ 寸評 ■ 余裕ある運筆で練習の成果が上手に出ています。書は持続することにより線の練度が増しますが、この線の生き生きとした所に練度の深さが見られます。 |
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花風吹 阿部 浩子(広島市) |
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■ 作品PR ■ ■ 寸評 ■ 障害を感じさせない伸びやかな線ですっきりと書き上げています。特に一行目の運筆の自在さと線の伸びやかさは見事で見応えがあります。 |
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夢 中原 由貴(熊本市) |
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■ 作品PR ■ 始筆に穂先を揃え、体を使い伸びやかに書きました。転折の所は難しいのでゆっくり書いてみました。この字の様に伸び伸びと大きな夢に向かって様々なことにチャレンジしていきたいです。 ■ 寸評 ■ 力強い運筆で力感溢れる作となりました。上部の力強さが光ります。構築性豊かな漢字の特徴を体全体で表現しており若さ溢れる作品となりました。 |